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忙しくても大丈夫!効率よく学ぶAWS認定クラウドプラクティショナー試験ガイド

忙しくても大丈夫!効率よく学ぶAWS認定クラウドプラクティショナー試験ガイド
AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02)は、AWSに関する基礎知識を証明する入門資格。 本記事は、システム・アプリ開発を行っているGMOデザインワンDX事業本部の事業責任者・泉川学監修のもと、クラウドの基本、AWSの利用メリットから主要サービス、セキュリティ、料金体系、試験対策までを網羅的に解説しています。 特にクラウド未経験のインフラエンジニアが効果的に全体像を掴めるよう、実践的な説明と勉強法を提供します。 AWSや資格取得を検討するすべてのITエンジニア必見の保存版コンテンツです。

目次

1. クラウドコンピューティングの基本

クラウドコンピューティングは、現代のIT基盤の中心にある技術です。

これからAWS認定クラウドプラクティショナーを目指すエンジニアにとって、最初に理解すべきはこの仕組みです。

ここでは、従来の社内設置型インフラ(オンプレミス)とクラウドの違いや導入の利点、さらにはクラウドサービスの基本分類をご紹介します。

これを理解することで、AWSがどのように業界に革新をもたらしているかが見えてきます。

1-1 クラウドとは何か?オンプレミスとの違い

クラウドコンピューティングとは、インターネットを通じて必要なときにだけサーバーやストレージ、ネットワークなどのコンピュータ資源を使う仕組みです。

「オンプレミス」とは、自社の建物内にサーバーやネットワーク機器を設置し、それらを自分たちで運用・管理する方式のことです。

一方、クラウドは外部の事業者が提供するデータセンターの資源を“借りて”利用する形式です。そのため、機器管理の手間が少なく、必要なときだけリソースを柔軟に増減できるメリットがあります。

クラウドを使うことで、サーバーを事前に大量に準備する必要がなくなり、無駄な費用を抑えられます。また突然アクセスが増えても、システムが自動でスケール(拡張)できるため安定運用が可能です。

1-2 クラウド導入のメリットと活用事例

クラウド導入の主なメリットには、初期費用の削減、柔軟なスケーリング(利用量に応じて性能強化)、高可用性(ダウンせずに常に使える状態)などがあります。

例えば、ある通販会社では、平常時と年末セール時でWebサイトのアクセス数が10倍以上変化します。オンプレミスではこの変動に対応する余分なサーバーが必要になりますが、クラウド環境なら必要なときだけスケールアップし、セール終了後には即座に戻せるため費用効率が高まります。

また、小規模なスタートアップ企業がプロトタイプ(試作品)を短期間で立ち上げたいときにもクラウドは最適です。手軽にテスト環境を用意でき、成果次第で本格展開へスムーズに進められます。

1-3 クラウドサービスの3形態(IaaS/PaaS/SaaS)

クラウドサービスは3つの形式に分類され、それぞれ提供される範囲に違いがあります。

まず「IaaS(Infrastructure as a Service)」は、サーバーやストレージなどハードウェアとOSの部分を提供する形式です。AWSのEC2やS3などがこれに該当します。

次に「PaaS(Platform as a Service)」は、アプリケーションを動かすための環境も提供します。プログラムを用意すれば、実行環境に関わる構成や設定を気にせずに使えるのが特徴です。代表的なのはAWS Elastic BeanstalkやGoogle App Engineがあります。

最後に「SaaS(Software as a Service)」は、すでに完成されたアプリケーションがクラウド経由で提供されます。GmailやSlackといったWebサービス、会計ソフトなどが該当します。

このように、目的や技術スキル、予算に応じてクラウドサービスの使い分けが求められます。

2. AWSの概要とグローバルインフラストラクチャ

AWS(Amazon Web Services)は世界最大のクラウドサービスプロバイダーとして、個人から大企業、政府機関まで幅広く利用されています。

ここでは、AWSのサービス提供拠点や独自の仕組みに触れながら、なぜAWSが他社よりグローバルに活用されているのかを理解していきましょう。

2-1 AWSとは?主要な特徴と市場シェア

AWSは、2006年にAmazon(アマゾン)が開始したクラウドサービスです。

最初はシンプルなストレージサービスなどから始まりましたが、今では200以上のサービスを提供する大規模なプラットフォームに成長しています。

その最大の魅力は「スピード」「拡張性」「支払いが使った分だけ」「グローバルに使える」などです。

AWSは世界中のクラウド市場で圧倒的なシェアを持っており、国内でも多くの企業がAWSの採用を進めています。競合とされるMicrosoft AzureやGoogle Cloudよりも先行して開発された分、利用実績や事例も豊富です。

2-2 AWSリージョンとアベイラビリティーゾーン

AWSは世界中に「リージョン(地域ごとの施設群)」を持っています。日本には東京リージョン、大阪リージョンがあります。

各リージョンの中には「アベイラビリティーゾーン(AZ)」と呼ばれる複数のデータセンターがあります。AZは物理的に離れた場所にあるため、1つのAZで障害が起きても別のAZが稼働を続けるよう設計されています。

つまり、リージョン×AZの構成により、AWSは災害や障害にも強いクラウド基盤を実現しています。アプリやサービスを複数のAZに分散配置することで、信頼性の高いサービスを構築できます。

2-3 エッジロケーションとCDN(CloudFront)

「エッジロケーション」とは、ユーザーの近くに配置されたデータ配信拠点のことです。

AWSでは、CloudFront(クラウドフロント)という配信サービスを使い、世界中にあるエッジロケーションを通じてデータや映像を高速かつ安定して配信できます。Webサイトの読み込み速度やアプリの応答速度を改善したい場合に有効です。

例えば、海外ユーザーが日本のサーバーにアクセスする場合でも、エッジロケーションを使えば近くの拠点からデータを受け取れるため、快適な操作体験が実現できます。

3. AWSの主要サービスの理解

AWSでは、多種多様なクラウドサービスを提供していますが、サービスが多すぎて初学者は戸惑いがちです。

ここでは、クラウドインフラの基盤として最もよく使われる主要なカテゴリ ── コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、統合サービスに分けて、それぞれの役割や特徴をシンプルに解説します。

3-1 コンピューティング(EC2, Lambdaなど)

AWSのコンピューティングサービスは、仮想サーバーの提供やコードの実行環境を提供します。一番代表的なのが「EC2(Elastic Compute Cloud)」です。

EC2は仮想マシン(仮想サーバー)を自由に作成したり削除したりできます。OSを選んだり、CPUやメモリの量も用途に応じて調整可能です。従来のサーバーと同じように、管理者が自分で設定・運用します。

一方、Lambda(ラムダ)は「サーバーレス」なコンピューティング環境です。これは事前にサーバーを用意しなくても、関数(短いプログラム)をイベントに応じて起動・実行できます。

例えば、画像データがアップロードされたタイミングで、自動でサイズを変更する処理を実行させるなど、自動化に最適です。

3-2 ストレージ(S3, EBS, Glacier)

ストレージは、データを保存しておく場所です。AWSには主に3つのストレージサービスがあります。

「S3(Simple Storage Service)」はオブジェクトストレージと呼ばれ、画像や動画、ログファイルなどあらゆる形式のデータを保存します。保存されたデータはURLで呼び出すこともでき、インターネット上のファイル配信にも活用できます。

次に「EBS(Elastic Block Store)」は、EC2に接続するハードディスクのようなサービスです。OSのインストールやアプリケーションのデータ保存に使われます。

最後の「Glacier(グレイシャー)」は、アクセス頻度が低い長期保存用のストレージです。古い顧客データや、監査のために残しておくべき記録などを安価に保存できます。

3-3 データベース(RDS, DynamoDB)

AWSでは用途に応じた複数のデータベースサービスを提供しています。代表的なのがRDSとDynamoDBです。

「RDS(Relational Database Service)」は、MySQLやPostgreSQL、Oracleといった昔から使われているRDB(リレーショナル型データベース)を簡単に使えるようにしたサービスです。

一方、「DynamoDB(ダイナモ・ディービー)」は、NoSQL(スキーマがなく自由度の高い形式)で、スピードやスケーラビリティ(拡張性)を重視するアプリケーションに向いています。

ECサイトや大量データを扱うIoT環境などに最適です。どちらもフルマネージド(運用管理はAWS側)で、バックアップや更新も自動で行えます。

3-4 ネットワーキング(VPC, Route53)

「VPC(Virtual Private Cloud)」は、AWS内で自社専用の仮想ネットワークを構築できるサービスです。セキュリティを高めるために、接続ルールやアクセス範囲を自由に設計できます。

そして「Route53(ルートゴジュウサン)」は、ドメインネームシステム(DNS)サービスです。インターネット上でサービスの名前を住所(IPアドレス)に変換し、ユーザーが適切なサーバーに接続できるようにしてくれます。

Route53は、高速・高可用性で信頼されており、障害時の自動切替(フェイルオーバー)にも対応しています。

3-5 統合とメッセージングサービス

AWSでは、複数のサービスを高度に連携させる「統合(インテグレーション)系」サービスも用意されています。

「SNS(Simple Notification Service)」や「SQS(Simple Queue Service)」は、サービス間のメッセージ共有や通知、自動処理を行う機能です。例えば、注文処理が完了したら別システムに通知を送信するなどの連携が可能になります。

複雑な業務を自動化・省力化するうえで、こうしたサービスは重要な役割を果たします。

4. セキュリティのベストプラクティスと責任共有モデル

AWSを使う上では、セキュリティの考え方をしっかり理解する必要があります。

ここでは、AWSが提供するセキュリティの枠組みと、利用者の責任範囲、アクセス権限や暗号化といった実践的な知識を解説します。

4-1 AWSのセキュリティモデルの概要

AWSでは「責任共有モデル(Shared Responsibility Model)」という概念が基本になっています。

これは、セキュリティに関してAWS側と利用者側にそれぞれ役割分担があるという考えです。AWSはデータセンターの物理的なセキュリティやネットワークの基盤を守ります。

一方で、EC2の設定ミスや、パスワードを安全に管理するといった部分は利用者の責任になります。つまり、クラウドだからといって油断せず、自分たちでもセキュリティ対策をきちんと行う必要があります。

4-2 ユーザーとアクセス管理 (IAM)

「IAM(Identity and Access Management)」は、AWSの中で誰が何をできるかを管理する仕組みです。

例えば、開発担当者にはEC2の作成権限だけを与え、会計担当者には請求データの閲覧権限だけを与えるなど、きめ細かい制御が可能です。

これにより、セキュリティ事故のリスクを減らし、業務効率も高められます。

4-3 暗号化とコンプライアンス

データのやり取りや保存時に暗号化を行うことは、組織としてのセキュリティ品質を高めるうえで重要です。

AWSでは、自動的にデータを暗号化する機能(KMS:Key Management Serviceなど)を提供しています。これにより、ユーザーのデータを不正アクセスから守ることができます。

また、AWSは国際的なセキュリティ基準や法令への準拠(コンプライアンス)も積極的に行っており、金融、医療、公共機関など厳しい条件を求められる業種でも安心して利用されています。

5. 請求、料金、およびサポート

AWSのサービスは必要な量だけ使い、使った分だけ払う従量課金制です。

効率よく使える反面、料金が不明瞭になることもあるため、ここでは費用管理のツールや最適なサポートプラン選びについて解説します。

5-1 AWSの従量課金モデル

AWSでは、多くのサービスで時間・転送量・保存量に応じた料金を採用しています。

例えば、EC2は使った時間に応じて課金されますし、S3は保存データの容量とアクセス頻度によりコストが算出されます。

一見わかりにくいように感じるかもしれませんが、設計と監視をきちんと行えば、オンプレミスより効率的にコストを抑えることができます。

5-2 コストエクスプローラーと見積もりツール

AWSには「コストエクスプローラー」というツールがあり、使用状況をグラフで可視化し、今後のコスト予測も行えます。

また、導入前には「料金見積もりツール」を使って、どの設定でいくらかかるかをシミュレーションできます。予算管理と見積もりの事前確認を通じて、より現実的な予算計画が立てられます。

5-3 サポートプランの種類と選び方

AWSでは4種類のサポートプランが用意されています。

無料の「ベーシック」からエンタープライズ企業向けの「エンタープライズプラス」まで、目的と規模に応じて選択します。

中小企業であれば、チャットや電話による技術サポートが受けられる「ビジネスサポートプラン」が現実的な選択肢です。サポートを活用すれば、トラブル対応だけでなく導入支援も受けられます。

6. クラウドアーキテクチャの設計原則

効率的かつ信頼性のあるシステムをAWS上で構築するためには、クラウド設計の基本原則を理解しておくことが非常に重要です。

ここでは、AWSが推奨する「Well-Architected Framework(ウェルアーキテクテッド・フレームワーク)」を軸に、冗長性(バックアップ体制)やスケール(拡張性)といった設計思想を紹介します。

6-1 Well-Architected Frameworkの5つの柱

AWSでは、信頼性と効率を両立させたシステム設計のために「5つの柱」という概念を提唱しています。

それぞれは:

1. 信頼性(Reliability)

2. セキュリティ(Security)

3. パフォーマンス効率(Performance Efficiency)

4. コスト最適化(Cost Optimization)

5. 運用優秀性(Operational Excellence)です。

クラウド環境では、障害への備えやシステムの改善継続が欠かせません。例えば、1つのデータセンターがダウンしても別のゾーンが処理を継続するように設計しておけば、サービス停止のリスクを極力減らせます。

6-2 冗長性とスケーラビリティを設計する

「冗長性」とは、予備のリソースを用意しておくことを意味します。EC2インスタンスを複数のアベイラビリティゾーンに分散しておくことで、一部の障害でも全体の稼働を維持できます。

「スケーラビリティ」は、負荷が高まったときに自動でリソースを増やす能力です。AWSのオートスケーリング機能を使えば、アクセス状況に応じてEC2の数を増減でき、サービス品質とコストのバランスが取れます。

6-3 高可用性と障害復旧

可用性とは、システムが常に利用可能である状態のことです。AWSの構成では、複数のAZにサービスを配置することで、自然災害や障害発生時にも別のゾーンでサービスを継続できます。

また、RDSなどのデータベースサービスでは、自動バックアップやマルチAZ配置によって、高速な障害復旧(ディザスタリカバリー)を実現できます。これにより手動介入を最小限にし、サービスダウンのリスクを抑えることができます。

7. クラウドの導入と運用ガバナンス

AWS環境の構築はゴールではなく、始まりにすぎません。円滑な運用を続けるためには、クラウド導入戦略と継続的なモニタリング体制が必要です。

ここでは、導入手法や継続的な開発運用(CI/CD)、そして組織全体でのガバナンス(管理体制)について学んでいきましょう。

7-1 AWSの導入戦略(移行、ハイブリッド、CI/CD)

AWSを活用する際の導入方法は主に3つあります。

1つ目は「クラウド移行」で、オンプレミスで運用していたシステムをAWS上にそのまま持ってくる方式です。

2つ目は「ハイブリッド構成」で、AWS環境とオンプレミスを連携させ、両方の利点を取り入れます。

3つ目は「CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)」で、コードの自動ビルド・テスト・リリースをAWS上で実現する仕組みです。これにより、アプリの更新がより頻繁かつ安全に行えるようになります。

7-2 管理・監視系ツール(CloudTrail, CloudWatch)

AWSでは「CloudWatch(クラウドウォッチ)」と「CloudTrail(クラウドトレイル)」という2つの主要な監視ツールがあります。

CloudWatchはリソースのパフォーマンス状況を監視し、閾値(目安)を超えた場合にアラートを出す仕組みです。ディスク容量の逼迫など、障害を未然に防ぐ役割を果たします。

CloudTrailは、誰がいつ何を操作したかという履歴(ログ)を記録します。これにより、不正アクセスの検出やトラブル追跡が可能になります。

7-3 企業におけるクラウドガバナンス

組織全体でAWSを利用するには、一定のルールやポリシーを設定しておく「ガバナンス(統治)」が欠かせません。

具体的には、IAMユーザーの権限管理、S3バケットの公開範囲の制限、費用予測のモニタリングなどがあります。これらを徹底することで、セキュリティリスクや無駄なコストの抑制につながります。

8. 試験準備と学習戦略

AWS認定クラウドプラクティショナー試験(CLF-C02)は、AWSの基本概念を広く浅く問われる入門レベルの資格です。

ここでは、試験の出題形式、学習におすすめの教材、効率的な学習法を紹介し、忙しい業務の合間に対策を進めたい方に最適な方法を示します。

8-1 試験フォーマットとサンプル問題

試験は選択式(複数選択 or 単一選択)で構成され、制限時間は90分、合格ラインは700点(1000点満点)です。出題数は約65問。

問われる内容は、クラウドの基礎概念、AWSの代表サービス、セキュリティモデル、料金やサポートなど、全般的に抑えておけば難易度は高くありません。

公開されているサンプル問題を事前に解いておくと、本番イメージをつかみやすくなります。

8-2 推奨教材とトレーニングパス

おすすめの教材としては、まずAWS公式が提供する「クラウドプラクティショナー向け学習教材」があります。

さらに、1冊で直前対策できる書籍(例:「一夜漬け AWS認定クラウドプラクティショナー[C02対応]直前対策テキスト」)も読みやすく初心者に好適です。

また、TryAWSやCloudTechなどのWeb教材、Udemyによる模擬試験講座も並行して活用すると良いでしょう。

8-3 模擬試験と復習法の活用

模擬試験は、本試験の準備として非常に有効です。間違えた問題を放置せず、解説を理解しながら「なぜそうなるのか?」を把握することが重要です。

また、試験直前はまとめノートで要点を見直し、自分なりの理解に落とし込むことを意識しましょう。

9. AWS認定資格とキャリアの展望

AWS認定資格は、今や多くの企業で評価されるスキルセットのひとつです。

ここでは、クラウドプラクティショナー資格を足がかりに、どのようなキャリアアップが可能か、現場ニーズや求人動向を交えて解説します。

9-1 AWS認定の種類と進路

AWS認定資格には、入門の「クラウドプラクティショナー」から、技術的な中・上級資格(アソシエイト、プロフェッショナル、スペシャリティ)まで幅広い種類があります。

例えば、より技術的な理解を深めるには「ソリューションアーキテクト – アソシエイト」へ進むのが一般的なルートです。セキュリティやネットワーク、データ分析など専門分野のスペシャリティ資格も人気があります。

9-2 求人マーケットにおける評価

近年、求人情報では「AWS資格保持者優遇」や「AWS設計・運用を理解している人材を募集」といった記述を頻繁に目にします。

とくに中堅IT企業では、社内のクラウド移行を担える人材の需要が増しており、資格を持っているだけで面接時の評価が高まる傾向にあります。

実務経験の有無にかかわらず、資格取得は「意欲と知識の証明」として強力な武器となるのです。

9-3 AWSスキルの今後の展望とロードマップ

クラウドスキルは今後ますますビジネスの中核を担うものとなっていきます。

AWS認定を入り口に、DevOpsやIaC(Infrastructure as Code:コードによるインフラ構築)、AIサービスまで幅広いスキル領域に発展可能です。

長期的なロードマップとしては、全体の仕組みが理解できるアーキテクト職や、特定領域のスペシャリストを目指すことで将来価値の高い人材となるでしょう。



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