顧客目線のサイトリニューアルで利用者満足度向上

この事例のポイント

 ・ 「D-Transit」のウェブサイトを利用者に響くデザイン、会員登録者数向上につながるユーザーインターフェース（UI）に変更するためフルリニューアルを検討。
・ ウェブサイト上で事業承継の取引を行うため、信頼性の高いデザイン・機能が必要だった。
・ ウェブサイト訪問者の離脱率が減り操作性が良く使いやすいウェブサイトになり、サービスが安定した。

開発した内容

歯科医院の譲渡に特化したマッチングサービス「D-Transit」のウェブサイト開発、保守。事業ブランディング変更に伴うウェブサイトのフルリニューアルも実施。

御社の事業と今回の開発内容について教えて下さい。

福元　弊社は中古車、中古デジタル機器、ブランド品、花き、中古バイク、中古医療機器のオンラインオークションや、それら流通に付随するサービスを提供しています。一言で表すならば「流通のトータルサポート企業」といったところでしょうか。今回は弊社と歯科医療機器・材料メーカーの株式会社ヨシダ様と共同で運営する歯科医院の譲渡に特化したマッチングサービス「D-Transit」のウェブサイト開発と保守をデザインワン・ジャパン（以下、DOJ）さんにお願いしました。

2020年に弊社でウェブサイトを開発し、その後は保守を行っています。

福元　はい。実際に私が開発を担当したのは2020年の後半からです。それまでは弊社のグループ会社の担当者がやり取りをしていました。私がD-Transitの開発を引き継いでから一番規模の大きな開発はウェブサイトのフルリニューアルです。歯科医師の皆さまにもっと気軽に利用してもらうためにサービスのブランディングイメージを変更することになりました。サイト利便性向上のため、ウェブサイト内の動線整理やUIも含めてガラッと変えて頂きました。

リニューアルを行う際に、弊社を引き続きお選びいただいた理由を教えてください。

福元　他企業や社内での対応も検討したのですが、歯科業界のM&Aという特殊な分野だったので信頼と実績があるDOJさんに依頼を決めました。営業ご担当者様、開発ご担当のブリッジSEの方に、システム構成や保守体制を確認させていただき、十分満足できる内容だったことが決め手になりました。開発時も弊社内のイメージを言語化しながらシステムを構築してもらえたので本当に助かりました。期待値を超える提案も多く、とても安心できました。

弊社の開発拠点はベトナムにあるため、御社とエンジニアのやり取りは「ブリッジSE」という橋渡し役が担っておりました。コミュニケーション面はいかがでしたか。

福元　日本人の方が中心に窓口ご担当いただけていることもあり、言語の壁などは問題になりませんでした。細部にも気を配り、要件もしっかり把握した上で色々と提案して下さいました。現在は私ではなく別の担当者が窓口となっているのですが、現システム構成を踏まえ、「できること」と「できないこと」の線引きを曖昧にせずはっきり伝えてもらえるのはありがたいと言っています。

また、保守・開発時のコミュニケーションについても、チャットツール等を用いた文書ベースでやり取りがほぼ完結しており、臨機応変にコミュニケーションが取れているので助かっています。

品質にはご納得頂けましたか。

福元　オフショア開発は事前に要件をきっちり決め、事細かに言語化して提示しないと成果物の品質が低くなってしまうイメージがありましたが、DOJさんは弊社の要件に対して行間まで理解した上で、お互い認識を合わせながら作業してもらえたので、発注後の手戻りもほとんどなく、スピード感をもって開発を進めることができました。「この内容で依頼しても大丈夫かな？」と少し曖昧なまま伝えた場合でも期待以上の仕上がりだった時は驚きました。

開発が完了した現在も、引き続き保守や追加開発をお願いしており、問題なくスムーズに進めていただいています。

最後に、今回ご依頼いただいて総合的にいかがでしょうか。

福元　DOJさんのおかげで「D-Transit」のウェブサイトリニューアルは無事完了し、利用者である歯科医師の先生方の「ウェブサイト上で事業承継をする」という心のバリアも軽減できたと考えております。今後もユーザ利便性向上、システム安定運用のため、引き続きご協力いただきたいと考えております。また、他事業や新規事業でのアプリケーションやウェブサイト制作、システムの開発なども必要に応じてお願いできればと思っています。