運用・保守をオフショアに委託 メリットを紹介
目次
開発における運用・保守とは
まず、システム・アプリ開発における一般的な工程は、
「要件定義」→「設計」→「プログラミング」→「テスト」→「リリース(公開)」→「運用・保守」
であり、最後に位置している「運用・保守」は、サービスのリリースが完了した後に行うもので、そのサービスが継続する限り対応しなければならないものです。
「運用」は、サービスが安定的に稼働するためのサポートであり、「保守」は、バグ・不具合の修正などを行うことです。リリース前にテストをしていても、実際に使用する中でバグやトラブルは発生するもの。アプリやシステムを開発して終わりではなく、ユーザーが継続的に快適に利用できるよう、それらを修正したり、アップデートしていく「メンテナンス」の工程と言えるでしょう。
運用・保守をオフショアに委託するメリット
「運用・保守」は、自社内で実施することももちろん可能ですが、業務の性質上、オフショアに委託することでメリットが出る場合があります。サービス終了まで続く、メンテナンスにかかる人員不足解消や、中長期的なコストカット、コミュニケーションコストの削減の3点について、解説していきます。
メンテナンスにかかる人員不足の解消
「運用・保守」は、アプリやシステムの開発が完了し、リリースしたときから、そのサービスが終了するまで続くメンテナンス業務です。「これをやれば終わり」という明確な納品物やタスクがあるわけではないため、このメンテナンスのために常に人員を確保しておく必要があります。しかし、IT人材が不足している日本国内では、この工程のためだけに人員を割くことは現実的ではありません。運用保守をIT人材が豊富な海外へ外注することで、人員のカバーが実現します。
中長期的なコストカットになる
IT人材が不足しているため、日本国内のエンジニアの人件費は高騰し続けています。明確な終わりのない運用・保守業務は、人件費が比較的安価なオフショアに委託することで、中長期的なコストカットにつながります。
主要なオフショア開発の委託先におけるエンジニアの単価についてはこちらの記事で紹介していますので、確認してみてください。
オフショア開発の単価を国別・職種別に紹介 初めてでも失敗しない相場の捉え方
コミュニケーション面での負担が少なくて済む
オフショア開発でしばしば懸念点として挙げられるのが「コミュニケーションコスト」の高さです。言語や文化の違いによって、スムーズなコミュニケーションができず、その結果品質や費用面でのデメリットが発生してしまうことがオフショアの失敗点としてよく挙げられるものです。しかし、運用・保守業務の場合は、言語や文化的背景などの理解を必要とせずとも対応できる、技術的な業務がメイン。ある意味では世界共通の対応となるため、コミュニケーションが障壁になるリスクも少ないでしょう。また、既に開発済みのシステムなどを扱うため、ゼロから構築するためのコミュニケーションは不要です。運用・保守はコミュニケーションが品質に影響しにくい業務範囲と捉えていいでしょう。
オフショア開発のコミュニケーションコストについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
オフショア開発のコミュニケーションコストを削減するコツを紹介
運用・保守をオフショアに委託するメリット まとめ
システム開発したものの、サービスが終了するまで運用保守にコストがかかるとなると、できるだけコストを削減したいですよね。開発業務を委託するのは不安という方も、まずは保守運用だけでもオフショアに委託してみてはいかがでしょうか。
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