オフショアのアプリ開発で失敗しないためのポイント4つ 費用の目安も紹介

オフショアのアプリ開発で失敗しないためのポイント4つ 費用の目安も紹介
オフショアのアプリ開発で失敗しないために大前提となるのは、どのようなアプリにしたいのか、なぜそのようにしたいのか、をしっかりと考えることから始まります。開発費用の検討も重要ですが、その前にアプリの目的が明確でなければ、適正な見積もりを取ることすらできないからです。この記事では、オフショアのアプリ開発で失敗しないための4つのポイントと、オフショアのアプリ開発にかかるおおよその費用の目安についても紹介します。この記事は、ベトナムに開発拠点を持つデザインワン・ジャパン DX事業本部の泉川学が作成しました。

目次

オフショアでのアプリ開発に失敗しないための注意点

「アプリ開発を「依頼する会社に丸投げすればいいや」と思っていると、結果的にコストや時間がかさむ上に、納品物が思っていたのと違う、など失敗しかねません。アプリ開発を発注する側で、まずは整えておくべきことや、相見積もり・開発会社選定時の注意点を紹介します。

 

どのようなアプリを作りたいのか言語化する

オフショア開発を検討するなら、依頼する側が企画を明文化しておくことは最も重要です。アイデアと企画は似て非なる物で、単にアイデアが頭の中にあるだけでは、開発を進めることはできません。というのも、目的は何なのか、どのようなユーザーがターゲットなのか、どんなアプリが欲しいのか、具体性のある「企画」でなければ、相見積もりを取っても比較検討できないからです。

また、「真似されるかもしれないので、アイデアを話したくない」というご依頼もよく見受けられますが、簡単に真似されてしまうアイデアは、その程度に過ぎません。アプリ開発は単に「アプリを作る」のではなく、新規プロジェクトを立ち上げるのと同じことです。アイデア自体に価値があるのではなく、何をするためのアプリなのか、なぜそれをやりたいのかを突き詰めて考えていくことが、アプリ開発を成功させるポイントです。

では、「企画を明文化する」とは具体的にどうするのかというと、RFP(提案依頼書)を作成しておくのがベストです。スタートをいい加減にしてしまうと、理想のアプリ開発ができなくなってしまいます。依頼する側の責任としてしっかりまとめましょう。いつリリースしたいのかといったスケジュールも明確に決定します。

 

RFP(提案依頼書)とは

自社の現状の課題や、システムに必要な要件をまとめた資料です。開発企業に発注するときに、依頼主側で作成・提出します。RFPがないと、発注側と受注側の間に深刻なミスマッチが発生するリスクがあります。自社の課題や要望を明確化して正確に伝えたい場合、RFPを作成する企業がほとんどです。

RFPの書き方やテンプレートを紹介しているサイトはこちら↓
https://www.archeress.co.jp/blog/the-worlds-easiest-way-to-write-an-rfp

とはいえ、「そもそもアプリの企画を自分達だけで考えることに限界を感じる」という方も多くいらっしゃると思います。当社では、企画から御社と一緒に考えるプランをご用意しておりますので、無料相談からお気軽にご相談ください。





目的のアプリを得意としている開発会社を選ぶ

アプリ開発と一口に言っても、ゲームアプリを得意とする会社もあれば、コミュニケーション系アプリが得意な会社もあります。御社が作りたいアプリのジャンルでの実績と信頼性を見て、複数社に商談を持ち掛けるのも手段の一つです。委託先の企業が作成した「要件定義書」※をもとに具体的な方向性を双方で固めたうえで機能を洗い出し、最終的に見積もりを取って判断することになります。自社が作りたいアプリの分野を得意としている会社選びをしましょう。

※要件定義書とは 発注する側の思い描くシステム開発の要件などについて、開発側がそれらを達成するために実施すべき内容を明文化した書類のこと。

 


金額だけで依頼先を判断しない

複数社で見積もりを取る場合、単に金額だけで判断しないようにしましょう。「安い」という理由だけで選択すると、技術がなくオーダー通りに仕上がらない、スケジュールに間に合わないといった後々のトラブルになりかねません。

アプリ開発は開発して終わりではなく、その後も保守点検費用や障害発生時の対応なども依頼することになります。金額だけでなく、コミュニケーションの取りやすさも加味しましょう。

また、「マッチングアプリを作りたい」と複数企業に見積もりを取った際に、A社では200万円、B社では1,000万円と大幅に異なる金額を提示される可能性もあります。これは、前述の「具体的にどのようなアプリにしたいのか」が依頼する側でも見えていない場合に起こりがちです。実際に、予算が200万円でも、1,000万円でもアプリを作ることはできますが、安く作るほど、実際にアプリをリリースしてからの運用面や業務フローに違いが出てくるでしょう。

実態のない相見積もりを繰り返すことにもなりかねませんので、その意味でもRFPを作成しておくことは重要です。


オフショアでアプリ開発する際の費用の目安

具体的にどのようなアプリにしたいのかによっても費用は大幅に異なりますが、オフショアでアプリ開発する際のおおよその費用感を知りたいと思う方も多いでしょう。ここでは、ジャンル別・機能別にアプリを開発する際の費用の目安をまとめました。

 


ジャンル別のアプリ開発費用の目安

ジャンル別では、多くの企業や店舗系企業様からのニーズが高いのは、オンラインショップや注文サイトなどのeコマース系です。規模や搭載内容に応じて100万~300万円程度です。

比較的低コストで開発できるのは電子書籍関連で50万~150万円。一方、開発費用の振れ幅が大きいのがゲーム関連で、1,000万円に及ぶこともあります。さらに費用が高額になるのはマーケットプレイス型のWebアプリで、2,400万円~。

このように、ジャンルによって開発コストにかなり幅が出るので、どのようなジャンルのアプリにするのかの検討段階にある方は参考にしていただければと思います。

 


ジャンル別のアプリ開発費用の目安

シンプルなカメラ、時計、電卓などの機能搭載は約150万円~ですが、ログイン機能やSMS連携が約300万円~、SNS機能を追加すると約220万円~1,150万円と比較的高額になってきます。天気や在庫などデータ連携機能で約150万円~が相場です。

ご紹介した相場観は、あくまでも目安です。依頼先の企業によっても費用に差が出ます。相見積りを取り、プレゼン提案を受けた上で、納得の費用で開発を依頼しましょう。

どの国に依頼するかによっても人員単価が異なります。国別のオフショア開発単価を解説した記事はこちらで詳しく解説しています。

 


オフショアのアプリ開発で失敗しないためのポイント まとめ

オフショアのアプリ開発で失敗しないためには、まずは「どのようなアプリにしたいのか、なぜそのようにしたいのか」をしっかりと考え、言語化することが大前提となります。

そして、アプリ開発をしたいと考えている多くの企業がつまずきがちなのが費用面。どのようなジャンルなのか、どのような機能を追加したいのか、などによって相場が大きく異なります。コスト削減のためにオフショアでアプリ開発を委託しても、コミュニケーションが円滑に取れなかったり、技術力不足や開発体制が整っていないために理想のアプリができないとなるとかえってコストがかり、デメリットになりかねません。

安い金額でもアプリを作ることはできますが、それは本当に御社で実現したいものなのかどうか、作る前に吟味よく吟味し、委託先を選びましょう。


オフショアのアプリ開発はコストと品質のバランスが取れたデザインワン・ジャパンへ

デザインワン・ジャパンは、ベトナムのダナンに開発拠点を持つ、日本の東証スタンダード上場企業です。日本人が窓口となるため、コミュニケーション面も安心。優秀なIT人材も豊富にそろっており、アプリ開発の実績も多数ございます。開発コストと品質のバランスが取れているのが当社の強みです。「国内企業で開発先を探したが、費用が合わなかった」などIT人材の確保でお悩みの方は、アプリ開発の実績豊富な当社にぜひ一度ご相談ください。




ご依頼いただけるアプリ開発のサービス

当社にご依頼いただけるアプリ開発のサービスは、主に下記です。記載している以外にも、ご依頼の内容に応じてご提供可能です。

▼ご依頼いただけるアプリ開発のサービス
・iOS
・アンドロイド
・マルチプラットフォーム
・Unity など


これまでに開発したアプリの種類

▼当社で過去に開発したアプリの主な種類は下記です。
・動画・画像配信プラットフォームアプリ
・安否確認アプリ
・画像加工アプリ
・名刺作成アプリ
・ゲームアプリ
・ラジオアプリ
・カメラ・画像編集アプリ
・音声通話アプリ など

この他にも、さまざまなアプリの開発実績やシステム開発の事例が多数ございます。当社で開発したアプリの事例を資料にまとめています。詳しくはこちら。


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