アプリ開発費用は500万円が目安!費用を左右する要素と抑える方法

アプリ開発費用は500万円が目安!費用を左右する要素と抑える方法

目次

「アプリ開発に興味があるけれど、どれくらい費用がかかるの?具体的な相場が知りたい」

「アプリ開発費用はどのように決まるの?金額を左右する要素は?」

業務効率化や新しいサービス提供などでアプリ開発を検討するときに、どれくらい費用がかかるのか気になる方は多いのではないでしょうか。

アプリ開発費用は、シンプルな機能のもので500万円程度が相場です。

アプリ開発費用の相場

アプリ開発は、下記の7つの要素により費用が左右されます。機能が多くなったり開発規模が大きく多くの人材をアサインしたりすると、費用が高くなる傾向があります。

費用項目

費用相場

人件費

エンジニア1人:月額80~120万円(中級レベル)

デザイナー1名:月額80~100万円(中級レベル)

プログラマー1人:月額50~100万円(企業所属)

開発期間

月額人件費×開発期間で算出

開発手法

ノーコード開発:3~10万円

パッケージ開発:100万円~

フルスクラッチ開発:3,000万円~

OS

OS追加:100~200万円程度

追加機能

1機能追加:40~100万円~

デザイン

デザイン内容により1~10万円程度

諸費用

10~50万円~

アプリは種類や機能、デザインなどにより費用が大きく変動するため、要素ごとの費用相場や必要な費用を理解して、どのようにアプリ開発を進めるべきか検討することが大切です。

そこでこの記事では、アプリ開発の費用相場や費用を左右する要素、具体的な事例などを踏まえてアプリ開発費用に関する基礎知識をまとめてご紹介します。後半ではアプリ開発費用を抑える方法にも触れているので必見です。

【この記事を読むと分かること】

・アプリ開発の費用相場

・アプリの種類別開発費用相場一覧

・アプリ開発にかかる費用相場事例

・アプリ開発費用を左右する7つの要素

・アプリ開発以外にかかる費用

・アプリ開発費用を少しでも抑える4つの方法

この記事を最後まで読めばアプリ開発にかかる費用が把握でき、予算や開発方法を検討できるようになります。アプリ開発で失敗しないためにも、事前に費用相場を掴んでおきましょう。


1.アプリ開発の費用相場

アプリ開発にかかる費用は、500万円程度を相場だと考えておくといいでしょう。一例として2023年に株式会社Pentagonが実施した「アプリ開発にかかる費用の実態調査」を見ると、アプリ開発にかかった総額は100~300万円台が多くなっています。

一方で、総額500万円以上のアプリ開発が約45%を占めており、2,000万円以上を要したケースも見受けられます。


参考:株式会社Pentagon「アプリ開発にかかる費用の実態調査」



アプリ開発は機能や種類、開発規模により費用が大きく変動するため、アプリにかかる総額に差が生じる背景があります。「3.アプリ開発にかかる費用相場事例」でも実際に開発費用が500万円程度かかっているように、一般的には500万円程度を相場として見込んでおくといいでしょう。

【注意!Webサイトのアプリ開発費用は低めに設定されていることが多い】

アプリ開発業者やアプリ開発見積りサイトなどに掲載されているアプリ開発費用は、問い合わせをしてもらうために低めに記載していることが多いです。

実際には、100万円程度のアプリ開発費用で納得できる開発をすることは難しいです。アプリ開発費用の安い記載を信用し、費用のみを決め手にしてアプリ開発を進めないようにしましょう。


2.アプリの種類別開発費用相場一覧

アプリの種類別の開発費用の相場は、下記のとおりです。EC系アプリや学習アプリなどは275万円~、SNS系アプリは450万円~、位置情報系アプリは1,000万円~が目安です。

アプリの種類

開発費用相場

SNS系アプリ

コミュニケーションが取れるアプリ

(チャット・メッセージ機能など)

450万円程度~

EC系アプリ

ECサイトと同じ機能を持つスマートフォン向けのアプリ

(ショッピングカート機能など)

275万円程度~

店舗系アプリ

飲食店・美容院・スーパーなどの店舗が集約や販促をするためのアプリ(クーポン配布機能・スタンダード機能など)

275万円程度~

学習アプリ

学校の勉強や資格取得などの勉強をサポートするアプリ

(勉強時間の記録機能など)

275万円程度~

位置情報系アプリ

相手の現在地の把握や自分の現在地の共有ができるアプリ

(位置情報共有機能・GPS追跡機能など)

1,000万円程度~

上記の相場はあくまでもシンプルな機能の場合で、機能を追加すると100万円程度余分にかかることも多いです。例えば、SNS系アプリでは機能を追加すると、550万円~になるケースもあります。アプリ開発は見積もりをしないと正確な費用を把握できません。デザインワン・ジャパンは、幅広いアプリの開発実績があります。無料でお問い合わせや見積もり作成ができますので、でもぜひ一度ご相談ください。


3.アプリ開発にかかる費用相場事例

アプリ開発にかかる費用相場を把握するために、具体的な開発事例を見てみましょう。1つ目は、不動産系管理アプリです。不動産管理会社からのお知らせをプッシュ通知で受け取る機能が付いているシンプルな情報共有アプリになっています。このアプリの開発費用相場は、500万円です。

【不動産系管理アプリ】

開発費用:500万円

不動産管理会社からのお知らせをプッシュ通知で受け取る・共用施設予約の情報を周知するなどシンプルな情報共有アプリ

2つ目は、緊急時の連絡アプリです。緊急時の安否確認ができるシンプルなアプリで、開発費用相場は500万円です。

【緊急時の連絡アプリ】

開発費用:500万円

安否確認ができるシンプルなアプリ

次の章でも触れますが、アプリ開発費用は様々な要因に左右されます。開発したいアプリの種類や開発規模、機能などで費用が大きく変わるため、あくまでも一例として参考にしてみてください。


4.アプリ開発費用を左右する7つの要素

アプリ開発費用は、下記の7つの要素に左右されます。アプリ開発業務の一部を外注したいときやアプリ開発費用の内訳を知りたいときは「何にどれくらい費用がかかるのか」把握でき、費用相場が掴みやすくなるので、参考にしてみてください。

▼いち早くアプリ開発費用を抑える方法を知りたい場合は下記をチェック!

アプリ開発費用を少しでも抑える4つの方法

 

費用項目

費用相場

人件費

エンジニア1人:月額80~120万円(中級レベル)

デザイナー1名:月額80~100万円(中級レベル)

プログラマー1人:月額50~100万円(企業所属)

開発期間

月額人件費×開発期間で算出

開発手法

ノーコード開発:3~10万円

パッケージ開発:100万円~

フルスクラッチ開発:3,000万円~

OS

OS追加:100~200万円程度

追加機能

1機能追加:40~100万円~

デザイン

デザイン内容により1~10万円程度

諸費用

10~50万円~

4-1.人件費

アプリを開発するときの人件費は、必要な役割・人数と技術力により大きく変わります。

①必要な役割・人数

アプリ開発は、主に下記のような役割の人材が携わり開発を進めていきます。 

人材

役割

主な仕事内容

アプリケーションエンジニア

アプリ開発のプロジェクト全体の進行管理をする

アプリの仕様決定・設計書の作成・プログラミング・テスト・運用など

アプリケーションプログラマー

アプリ開発をするためのプログラミングを行う

プログラミング・テスト・修正など

アプリケーションデザイナー

アプリの操作性や見やすさを左右するデザインを行う

アプリのデザイン

アプリを開発するときに必要な人員はチーム編成や必要な人数は個々のスキルや規模、機能により大きく異なるので、一概には言えません。一例として、EC系アプリの開発をする場合に、下記のようなチームでアプリ開発をするとしましょう。

【EC系アプリの開発をする場合の一例】

・アプリケーションエンジニア1名:アプリ開発のプロジェクト全体の進行管理をする

・アプリケーションプログラマー3名:エンジニアの指示に従いプログラミングをする

・アプリケーションデザイナー2名:エンジニアの指示に従い必要なデザインを担当する

この例では、6名でチームを組みアプリ開発を進めます。技術力が同じであれば携わる人員が増えれば増えるほど、人件費は高くなります。

②技術力

アプリ開発に携わる人材は、基本的には技術力が高い人材ほど価格が高騰します。基本的な知識があれば開発を進められるシンプルなアプリなら初級・中級者でもアサインできますが、求められるスキルが高くなると管理職レベルの技術者が必要です。   

人材

初級

中級

管理職

アプリケーションエンジニア

60~100万円

80~120万円

100~160万円

アプリケーションデザイナー

60~80万円

80~100万円

100万円~

 

人材

個人

企業

アプリケーションプログラマー

40~70万円

50~100万円

例えば、EC系アプリの開発をするときに下記のような中級レベルの人材を活用した場合には、1ヶ月で390万円かかります。

 

人材

費用相場

アプリケーションエンジニア:中級1名

80万円

アプリケーションプログラマー:企業所属3名

150万円

アプリケーションデザイナー:中級2名

160万円

合計月額費

390万円

先ほども触れたように人件費は必要なスキルやアプリ開発の規模、機能により大きく左右しますが

・アプリ開発に必要な役割

・アプリ開発に必要な人材に求める技術力

により変動することを把握しておきましょう。

【フリーランスを活用することも一つの方法】

「デザイナーのみを探している」「あと数名プログラマーが足りない」という場合は、フリーランスに依頼するのも一つの方法です。フリーランスに依頼する費用はスキルや実績により大きく異なりますが、場合によってはコストを抑えられる可能性があります。

また、必要なポジションのみアサインしやすく、臨機応変にアプリ開発を進めやすいメリットもあります。


4-2.開発期間

アプリ開発費用は、開発期間により大きく左右されます。開発期間が長ければ長いほど、人件費がかかるからです。アプリ開発の期間は難易度や工程数により変動しますが、6ヶ月程度が平均だと考えられています。

開発内容

開発期間

シンプルな開発

1~3ヶ月程度

標準的な開発

6ヶ月程度

フルスクラッチ開発

1年以上

一例として、アプリケーションデザイナー・アプリケーションプログラマー・アプリケーションデザイナーを1名ずつアサインした場合、開発期間により下記のようにコストに差が生まれます。

【開発期間によるコストの差】
アプリケーションエンジニア(月額80万円)・アプリケーションプログラマー(月額50万円)・アプリケーションデザイナー(月額80万円)をアサインした場合

1ヶ月

210万円

3ヶ月

630万円

6ヶ月

1,260万円

1年

2,520万円

半年でアプリ開発が終了する場合と1年で終了する場合とでは、人件費に1,260万円もの差が出ます。アプリ開発費用を考えるときには、開発期間の長さを念頭に置いておきましょう。

4-3.開発手法

アプリ開発は、開発手法によっても費用に差が生まれます。アプリ開発の手法は、主に下記の3つがあります。

開発手法

費用感

概要

ノーコード開発

(3~10万円)

開発期間:短い

ツールを使用してコードを使用しないで開発する手法


・短期間で手軽にアプリ開発ができる

・定形的なアプリ開発しかできない(独自性のあるアプリや複雑なアプリは難しい)

パッケージ開発

(100万円~)

開発期間:平均的

既存のパッケージに沿ってアプリ開発をする手法


・パッケージ製品に沿って開発するため開発工数を減らせる

・機能を追加するとその分コストと時間がかさむ

フルスクラッチ開発

(3,000万円~)

開発期間:長い

企画からスタートとしてオリジナルのアプリを開発する手法


・複雑なアプリや独自性の高いアプリに対応できる

・難易度と開発時間が長くなりコストがかさむ

コードを使用しないノーコード開発は、低コスト・短期間で開発できる傾向があります。一方で、ノーコード開発をするためのツールやソフトウェアに依存するため自由度が低く、思ったようなアプリ開発ができない可能性があります。

パッケージ開発は、パッケージ化された機能やデザインに沿ってアプリ開発をする手法です。一から企画するケースと比較すると開発工程を省けるため、コスト削減につながります。

また、フルスクラッチ開発は、企画からスタートして完全オリジナルのアプリ開発をする手法です。複雑な機能やオリジナルのデザインなどを取り入れることができますが、その分開発期間がかかりコストがかさむ傾向があります。

このように、アプリの開発手法によってもコストが左右されるので、予算と照らし合わせながら手法を選択するようにしましょう。

4-4.OS

アプリ開発は、対応するOS(スマートフォンやパソコンを動かす基本的なソフトウェアのこと)が増えれば増えるほど費用がかかります。アプリ開発で利用する代表的なOSは、下記のとおりです。

【代表的なOS】

・Windows

・Mac

・Android

・ios

OSの追加は、100~200万円が相場です。例えば、iPhoneのみに対応するアプリ開発をするのと、iPhoneとandroidの双方に対応するアプリを開発するのとでは、100~200万円程度の費用差が生まれます。

対応するOSが増えると追加でコストがかかる理由は、OSにより開発環境や使用する言語が異なるからです。iPhoneとandroidの双方に対応するアプリを開発しようとすると、下記のように異なる開発言語と開発環境を使い、アプリ開発を進める必要があります。

  

項目

ios

Android

開発言語

Swift

Objective-C

Java

Kotlin

開発環境

Xcode

Android Studio

場合によっては対応したいOSのバージョンの種類によっても、追加でコストがかかる可能性があります。このように、アプリ開発は利用したいOSの種類によってもコストが変わるため、ニーズを踏まえながら事前に決めておくといいでしょう。

4-5.追加機能

アプリ開発は、基本的に機能が増えれば増えるほどコストがかかります。開発にかかる工数が増え、難易度も高くなるからです。主な追加機能の費用相場は、下記のとおりです。

追加機能

費用相場

データ連携

他のシステムやアプリとデータを共有して活用する

100万円程度

ログイン連携

複数のアカウントと紐づけして他のアカウントからログインできるようにする

100万円程度

決済システム

アプリ経由でクレジットカードや電子マネーなどの決済ができるようにする

100万円程度

ツール導入

通知機能・マップ機能・カメラ機能など新たなツール機能を追加する

40万円~


例えば、EC系アプリを開発するときに、データ連携機能と決済システムを追加すると200万円程度追加でかかります。追加機能は、アプリ開発費の費用がかさみやすいポイントです。「6.アプリ開発費用を少しでも抑える4つの方法」でも触れますが、アプリ開発を開始する前に目的に合わせて必要な機能を取捨選択するようにしましょう。

4-6.デザイン

アプリ開発のデザインにこだわる場合は、追加費用がかかります。下記は、アプリ開発のときに発生するデザインの費用相場です。

デザインの項目

費用相場

アプリアイコンの作成

3~10万円程度

グラフィックデザイン

3~10万円程度

アプリのキャラクターデザイン

5万円程度

画面デザイン

1ページ:1万円程度~

アプリ用のキャラクターをデザインする場合は、追加で5万円程度かかります。また、ユーザーに寄り添ったデザインや自社のイメージに合うデザインなど画面デザインにこだわりたい場合は、1ページ当たり1万円以上かかります。

例えば、7ページあるアプリの画面デザインとキャラクターデザイン、アプリアイコンのデザインをすると、最低で13万円追加費用が発生します。

デザインの項目

費用相場

アプリアイコンの作成

3万円

グラフィックデザイン

3万円

7ページ分の画面デザイン

7万円

合計

13万円


アプリのデザインは必要とするスキルにより費用が大きく変わるので、あくまでも一例として参考にしてみてください。

4-7.諸費用

アプリ開発費用には、下記のような初期費用が必要なケースがあります。

アプリの運用にかかる費用

費用相場

サーバー代

(データの管理・保管場所として必要)

数千円~2万円程度(月額)

開発者アカウント費用

(アプリの開発や配布に必要なアカウント登録費用)

Google Play developer:約3,700円(25ドル)

Apple developer:約14,000円(年間99ドル)

SSL証明書

(通信相手に偽りがないことを保証する電子証明書)

50,000~100,000円程度(年間)

ドメイン費用

1,000円~数万円(年間)


例えば、サーバー代とAppleでの開発者アカウント、SLL証明書が必要な場合は、年間で約31.4万円(サーバー代:月額2万円・SLL証明書年間6万円の場合)必要です。

ただし、サーバー代やSLL証明書の費用は、求めるセキュリティレベルやアプリ開発の規模によって高額になることがあります。また、初期費用に含まれるものはアプリ開発の手法や種類、依頼する企業によって変わるため、事前に確認しておくといいでしょう。


5.アプリ開発以外にかかる費用

アプリ開発後の運用・保守管理にも一定の費用がかかります。運用・保守管理を外注する場合は、年間で開発費の約15%がかかると言われています。例えば、アプリ開発に500万円かかった場合は、年間で約75万円の運用・保守管理費用が発生します。

ここでは、運用・保守管理費用にはどのようなものが含まれているのか詳しく解説していきます。アプリ開発はリリースして終わりではなくその後も費用が発生するので、運用・保守管理も含めて予算を検討するようにしましょう。

5-1.運用費用

アプリ開発後には、下記のようなランニングコストがかかります。下記のランニングコストは一時的に発生するものではないので、アプリを活用する限り払い続けなければなりません

アプリの運用にかかる費用

費用相場

サーバー代

数千円~2万円程度(月額)

開発者アカウント費用

Google Play developer:約3,700円(25ドル)

Apple developer:約14,000円(年間99ドル)

SSL証明書

30,000円~60,000円程度(年間)

ドメイン費用

1,000円~数万円(年間)


例えば、下記のようなサーバーやSSL証明書などを導入している場合は、変更しない限り年間約35.4万円のランニングコストがかかります。

アプリの運用にかかる費用

年間費用相場

サーバー代

24万円(月額2万円の場合)

開発者アカウント

Apple developer:約1.4万円

SSL証明書

6万円

ドメイン費用

4万円

合計

35.4万円


アプリ開発時には運用開始後にかかる運用費用を把握し、無理のない運用ができそうかチェックしてみてください。

5-2.保守管理費用

アプリのリリース後には、下記のような保守管理を行うことがあります。先ほども触れたように、年間の運用・保守管理には開発費用の約15%がかかると言われていますが、どのような保守管理を実施するのかによって費用が大きく変動します。

保守管理の内容

概要

システム監視

アプリが正常に動いているか24時間365日監視する

バグや誤動作の修正

リリース後に発見されたバグや誤作動を随時修正する

OSアップデートへの対応

androidやiosのOSがアップデートしたときに生じるトラブルに対応する

機能の追加

リリース後にユーザーの意見などを取り入れながら機能を追加する

セキュリティ対策

情報漏えいやウイルス感染などが起こらないようセキュリティ対策をする


例えば、androidやiosのOSがアップデートしたときに、アプリが正常に作動しなくなることがあります。その場合は、アップデートが起こる度に修正が必要です。複数のOSに対応している場合は、修正費用がかさむ可能性があります。また、リリース後に機能改善や機能の追加などのアップデートを行う場合は、その都度費用が発生します。

ただし、保守管理費用の考え方はアプリ開発業者により大きく異なります。保守管理パッケージや保守管理コースなどが用意されている場合は基本的な保守管理費用が月額支払いになるケースもありますし、保守管理が発生する度に費用がかかるケースもあります。保守管理を外注する場合は、どのような費用が含まれているのか確認をして検討するといいでしょう。


6.アプリ開発費用を少しでも抑える4つの方法

最後に、アプリ開発費用を少しでも抑えるための4つの方法をご紹介します。アプリ開発の開発費用を抑えるために、本当に必要な機能や人材を減らすことは得策ではありません。ここでは、必要な機能や性能を維持したままどのようなコストダウンが検討できるのか解説しているので、参考にしてみてください。

アプリ開発費用を少しでも抑える4つの方法

・アプリ開発の要件定義を明確にする

・レベニューシェア型の契約を検討する

・補助金を活用する

・オフショア開発を活用する


6-1.アプリ開発の要件定義を明確にする

アプリ開発で余分な費用がかかってしまう原因としては、要件定義が曖昧であることが多いです。

・アプリ開発をしながらデザインを決めたためデザインの変更があった

・アプリ開発をしてから不要な機能があることに気が付いた

・要件定義ができておらずアプリ開発期間が長引いた


となると、本来発生しない余分な費用がかかってしまいます。できる限り費用を抑えるためにも、アプリ開発を始める前に下記のような要件を明確にしておきましょう。

アプリ開発前に明確にしておきたいポイント

アプリ開発の目的

何を目的としたアプリ開発をしたいのかしっかり伝える

例:社内のコミュニケーションを円滑にして生産性を向上したい

デザイン

アプリのデザインの大枠を決めておく

例:キャラクターデザインが必要・5ページ分のデザインが必要など

必要な機能

アプリに必要な機能を明確にする

例:チャット機能・アラーム機能など

必要な人材

アプリ開発にどのような人材が何人必要か明確にする

例:デザイナー1名・エンジニア2名など

開発期間・スケジュール

どのようなスケジュールで進めるのか明確にしておく

保守管理

リリース後の保守管理はどのように行うのか決めておく

とくに、アプリ開発の目的が共有できていないと、アプリに必要な機能や工数が明確に把握できずコストがかさむきっかけになります。自社の人材だけで要件定義が難しいときはアプリケーションエンジニアの力を借りながら、アプリ開発を始める前に見通しを立てるようにしましょう。


6-2.レベニューシェア型の契約を検討する

レベニューシェア型の契約とは、簡単に言うと成果報酬型の契約方法です。開発したアプリで得られる報酬をアプリ開発業者と企業で分配することを前提として契約をします。分配率に定めはなく、契約時に双方が同意できる配分で契約をします。

アプリ開発業者は無償または安価で業務を請負うので、アプリ開発にかかる費用を抑えられるところが大きなメリットです。また、アプリ開発業者と企業側の双方が利益を得ることで、同じ目的に向かい真摯に取り組める側面もあります。 

レベニューシェア型契約のメリット・デメリット

メリット

・アプリ開発にかかる初期費用を大幅に抑えられる

・アプリ開発業者と企業が同じ方向を向いて開発に取り組める

デメリット

・レベニューシェア型契約ができるとは限らない

・アプリ開発業者と利益を分配しなければならないため利益が減る

・アプリ開発中やアプリ開発後の変更がしにくい

一方で、アプリ開発すべてでレベニューシェア型の契約ができるとは限りません。アプリ開発業者側にもリスクがあるので、同意を得られた場合のみ検討できます。

また、レベニューシェア型の契約にしてしまうと、アプリリリース後の変更や契約終了がしにくくなるので、慎重に判断する必要があるでしょう。

・大規模なアプリ開発で大きな成果が見込める

・アプリの利用者数が見込めて一定の利益を創出できる

など、アプリ開発業者と企業の双方が納得しやすい条件がある場合は、レベニューシェア型の契約を提案してみるのも一つの方法です。

6-3.補助金を活用する

アプリ開発は用途や必要な機能によっては、どうしても多額の費用がかかります。「1.アプリ開発の費用相場」でも触れたように、2,000万円以上かかるケースも実際にあります。とは言え、費用を優先してアプリ開発の規模を縮小し、想定している成果を出せなくなってしまったら意味がありません。

そこで、条件が合う場合は、アプリ開発に使える補助金を活用するのも一つの方法です。補助金とは国や地方自治体の政策目標に応じた企業の取り組みを支援するために、支給するお金のことです。一定の条件や採択件数が設けられており、採択された場合のみ定められた費用が給付されます。

2023年11月時点でアプリ開発に活用できる代表的な補助金は下記のとおりです。

補助金

概要

補助金・助成金額

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

中小企業が経営革新を行うために必要な設備投資等に使える補助金

1,250万円以内

事業再構築補助金

新分野展開や事業転換、事業再編など事業再構築に活用できる補助金

7,000万円以内

(企業規模により異なる)

小規模事業者持続化補助金

(特別枠)

申請条件に該当する(賃金引上枠 や創業枠など)場合に活用できる補助金

最大200万円

※2023年時点の情報です

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、DXの促進や革新的なサービス開発をするためにアプリ開発を行う場合に活用できます。例えば、生産性を向上するためにアプリ開発をして競争力強化を行うときには、活用が検討できるでしょう。

また、事業再構築補助金は、新分野展開や事業転換、事業再編など事業再構築に活用できる補助金です。新しいサービス提供にアプリを活用する場合に、活用が検討できます。

この他にも、都道府県や地方自治体などが実施している補助金もあります。条件に該当すれば申請することができ、アプリ開発費用の負担を軽減できる可能性があります。補助金の情報は、下記の記事を参考にしてみてください。

【2023年最新】DXに使える国と都道府県の補助金・助成金まとめ


6-4.オフショア開発を活用する

オフショア開発とは、アプリ開発の一部または全部を海外企業または海外の人材に委託する手法です。国内は深刻なIT人材不足に陥っており、その分人件費が高騰しています。海外の優秀なIT人材を活用することで、アプリ開発費用のネックとなる人件費を抑えることが可能です。

オフショア開発をする国によっても人件費は異なりますが、一例としてベトナムやバングラデシュのエンジニアに依頼すると日本のエンジニアの半額以下でアプリ開発を進められます。 

役割

月額費用相場

日本のアプリケーションエンジニア

(中級レベル)

80~120万円

海外のエンジニア

ベトナム:25~40万円程度

バングラデシュ:35万円程度(中級レベル)

すべてのアプリ開発業者がオフショア開発をしているわけではないため、人件費を抑えたい場合はオフショア開発をしているアプリ開発業者を選ぶといいでしょう。


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7.まとめ

いかがでしたか?アプリ開発にかかる費用相場が把握でき、アプリ開発をどのように進めようか検討できたかと思います。最後にこの記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。

〇アプリ開発にかかる費用は500万円程度が相場だと考えておくといい

〇アプリ開発費用を左右する要素は次の7つ

費用項目

費用相場

人件費

エンジニア1人:月額80~120万円(中級レベル)

デザイナー1名:月額80~100万円(中級レベル)

プログラマー1人:月額50~100万円(企業所属)

開発期間

月額人件費×開発期間で算出

開発手法

ノーコード開発:3~10万円

パッケージ開発:100万円~

フルスクラッチ開発:3,000万円~

OS

OS追加:100~200万円程度

追加機能

1機能追加:40~100万円~

デザイン

デザイン内容により1~10万円程度

諸費用

10~50万円~

〇アプリ開発以外に運用費用や保守管理費用がかかる。開発費の約15%が年間費用の相場

〇アプリ開発費用を少しでも抑える方法は次の4つ

①アプリ開発の要件定義を明確にして追加費用を減らす

②成果報酬となるレベニューシェア型の契約を検討する

③自社に合う補助金を活用する

④人件費を抑えられるオフショア開発を活用する

アプリ開発費用はアプリの種類や開発規模、機能などにより大きく異なります。デザインワン・ジャパンは、オフショア開発を活用したアプリ開発実績が豊富です。お見積りやご相談は無料なので、お気軽にお問い合わせください。



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